熊野三山のこと

三重県紀北町銚子川で泳いだ後、和歌山県新宮市へ抜けました。

途中三重県熊野市にある名勝鬼ヶ城へ立ち寄りました。

鬼ヶ城/三重県熊野市

鬼ヶ城三重県熊野市

遊歩道は通行止めで千畳敷までしか行けませんでしたが、熊野灘の大迫力の荒波と落ちてきそうな岩と大量のフナムシ、充分こわかったです。

荒波に吸い込まれそうで恐ろしくて腰が引けて足がすくむのですが、その荒波から目が離せなくなります。ベンチがあるのでずっと眺めていたかったのですがフナムシが占拠していました。

 

翌日は初めて熊野三山を参詣しました。熊野古道を歩きたかったのですが時間がなくて自動車で行きました。

熊野速玉大社

和歌山県新宮市にある熊野速玉大社には樹齢千年の梛の御神木があり、国の天然記念物にも指定されています。神殿の千木の風穴がハートの形をしているのが印象的でした。

社殿のない自然信仰の時代、熊野大神が降臨した神倉山(神倉神社)にて祀られていましたが、麓に新しい社殿を建ててお祀りしたのが新宮・熊野速玉大社、ということだそうです。

神倉神社は熊野速玉大社から約2km南にあります。時間がなくて行けませんでしたので次回行こうと思います。

梛の御神木
ハートの形の風穴
熊野速玉大社/梛の御神木と千木

 

熊野那智大社

那智の滝で有名な熊野那智大社和歌山県那智勝浦町にあります。熊野速玉大社(和歌山県新宮市)から自動車で約40分くらいでした。

石段がたくさんあるので履物には注意が必要です。改修工事が行われていて色々と覆われていました。お隣には西国三十三所第一番札所青岸渡寺があります。

熊野那智大社別宮飛龍神社から見上げる滝の高さは133m。想像以上に壮大で心がふるっと震える感じがしました。荘厳な雰囲気が漂っています。

那智勝浦は生まぐろの水揚げ量が日本一だそうで、JR紀伊勝浦駅付近には生まぐろが食べられるお店がたくさんありました。

那智御瀧

熊野那智大社側より那智御瀧/和歌山県那智勝浦町

 

熊野本宮大社と大斎原

和歌山県田辺市にある熊野本宮大社へは那智勝浦から自動車で約1時間くらいでした。

参道の途中にある祓戸大神にまずお参りするのですが、足元を見て石段を上がっていくので通り過ぎてしまいそうです。拝殿の隣に黒いポストがあります。

八咫烏ポスト
八咫烏ポスト
熊野本宮大社八咫烏ポスト

旧社地大斎原(おおゆのはら)へは熊野本宮大社から徒歩10分くらいです。

上四社・中四社・下四社から成る熊野本宮大社はもともと川に囲まれたこの地にありましたが、明治時代の大水害により中四社・下四社が倒壊してしまったため、上四社のみ現在の熊野本宮大社にてお祀りしていて、倒壊した八社と摂末社を石祠として大斎原でお祀りしているそうです。

大斎原の奥に流れる冷たい熊野川で真っ赤に日焼けした肌を冷やすと、その日一日痛みが引いていました。江戸時代まで橋がなく、川に入って渡らないと本宮へ行くことはできなかったそうです。「川で身を祓い清めてからでないと神域に入れなかった」と思うとより一層スピリチュアルな感じがします。

熊野本宮大社旧社地大斎原

熊野本宮大社旧社地大斎原/和歌山県田辺市

 

この後、何度か訪れている玉置山へ寄って帰るつもりでしたが時間切れでした。

駆け足の熊野三山、次回はもう少し歩きたいなと思います。