田舎の苦労

田舎の範囲はどんなもんか人によりますが、
おばあちゃんの家はまあまあ田舎です。
 
そこに住む叔母が大阪へ来る用事があって話を聞くと、
 
「駅まで出る方が、大阪へ来るより時間がかかる」
 
新幹線に乗っている時間の方が短い、という意味です。
新幹線速いですからね。
 
※ ※ ※
 
上りのバスは早朝一日一本。ないよりマシです。
下りは夕方~夜三本。優秀です。
 
うちは町の中心なので、幸い近くにバス停がありますが、
もう少し山奥の方々は、どうやってバス停まで出てくるか。
 
子どもを学校に送るスクールバスのようなものに便乗して、バス停まで出るそうです。
 
「うちはけっこう都会なんよ」といつも自慢げに言います。
 
※ ※
 
中学校には自転車で通っていた従兄弟たちですが、
山の上の友達は大変だったそうです。
 
行き15分
帰り2時間
 
言い過ぎかもしれませんが、わかりやすく言うとこんな感じです。
 
 
子どもの頃、おばあちゃんちで風邪引くような事をすれば、
 
「病院もない!病院に行く足もない!」
 
考えが甘い、とめっちゃ怒られました。
その通りです。
 
昨日から「市役所遠い」と夫にぼやいてる自分がちょっと笑えます。