苦しむ
戦争の話題が続いたので、案の定、夜は怖くて大変でした。
怖がりなんです。
小学生の頃、怖がりな私は父に、
「平和登校日の戦争映画と写真が怖い」と言いました。
すると普段は穏やかな父が語気を強めて言いました。
「目を背けたらいかん」
「忘れてはいけないことだ」
父に怒られた気がして落ち込みました。
目を背けたくなるような写真も、耳を塞ぎたくなるような話も、全部本当にあったことで、
私たちはその事実から目を背けてはいけないし、それを忘れてはいけないし、
後世に伝えていかないといけませんよね。
知らないことほど、恐ろしいことはありません。
あれだけ恐怖に苦しんだのに、大学の卒論で少年兵(子ども兵)を取り上げて、
再び刺激の強い資料を山ほど目にすることになり、
下宿先でひとり恐怖に怯えて苦しみました。
今では、旦那さんの解説の下、戦争映画もよく観るようになりました。
暗くなって落ち込むし怖いから、やはり慣れません。
でも、学ぶことはたくさんあります。